女性三代
時代の流れにしなやかに、
食の「美」と「堪能」を
追い求めて

Her Story

高度成長期の前夜ともいえる1950年代、横浜中華街には他では手に入らない高級食材を用いた本物の中華料理を求めて、多くの政財界・文化人が訪れていました。「これからは美食の時代になる」と直感した初代オーナーは、1955年、横浜中華街のメイン通りに上海料理専門店・状元樓をオープンしました。以来、娘、孫娘の3代に受け継がれてきたコンセプトは「美」。食材が奏でるハーモニーの美しさ、特別なシーンを演出する店内の美しさ、そして、常にお客様を気遣う真心の美しさです。

状元樓 初代オーナー

松方 珠英

以来、娘、孫娘の3代に受け継がれてきたコンセプトは「美」。食材が奏でるハーモニーの美しさ、特別なシーンを演出する店内の美しさ、そして、常にお客様を気遣う真心の美しさです。

  • 初代から受け継いだ伝統と
    ディテールにこだわる創造性

    状元樓 二代目オーナー

    陣 玲 子

    初代から受け継いだ伝統と
    ディテールにこだわる創造性

    上海からの移民一世で状元樓初代オーナーの母は、料理人ではありませんでしたが、情熱を持って店づくりに取り組みました。当時、中華料理の中心地だった台湾から実力のある料理人を招き、自分も食材や料理について一から学んで上海料理専門店を築き上げたのです。

    私が店を引き継いだのは1997年。外資系の物流会社で働き、23歳で結婚し子育てを終えたタイミングで、料理人の経験はありませんでした。そこで母と同じように一から学び、自分のアイディアを形にするために、スカウトした料理人と新たなメニューの開発にも力を入れました。今も、旬を演出する食材の選択、丁寧な下ごしらえ、彩りなど、細やかな感性を活かして、一皿一皿のおいしさと美しさを探求し続けています。状元樓の料理を召し上がってくださったお客様に、笑顔になって頂くことが私の喜びです。

  • 状元樓 三代目オーナー

    陣 恵

    変化する時代へのアジャスト
    それは、しなやかな女性の
    生き方そのもの

    私はカナダの大学で解剖学を学び、アメリカの大手製薬会社に就職しました。当時の女性先輩社員が、結婚・出産後に復帰した際のキャリアアップが難しい現状を目のあたりにし、その時代の社会構造に疑問を持ち、家業を継承し、自身で大きく切り拓いていくことを決意しました。
    当初は、状元樓の小さな支店の切り盛りからスタート。直感を信じて動くことと、素人ならではの感覚を大切に、飲食業界の習わしに左右されずに信じた道を進みました。仕事と子育ての両立の中、いかにして感動して頂くものを提供できるか、そこを常に考えていました。
    女性は時代や流行、状況に自分を合わせていく「しなやかさ」を持っていると思います。変化が激しい世の中で、私は状元樓においてもこの「しなやかさ」を大切にしています。料理はもちろん空間やホスピタリティなどディテールにこだわり、食を通じた体験をお客様に五感で堪能して頂くために、これからも女性らしい感性、きめ細かい柔軟な対応で、お客様をお迎えしていきたいと思っています。そして、レストランをはじめ、通販等さまざまな形で、より多くの皆様に状元樓のファンになって頂ければ幸いです。

そして、
Her Storyは未来へ